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上岡一世先生と大村はま先生

 感動した。自閉症の子どものたちの就労についての講演だったが、特別支援教育のこれからを考えるよい機会だった。

 「特殊教育」から「特別支援教育」になったということの本当の意味について、すっきりと頭に入った。前からもやもやしていたが、やっぱり、これでよかったのだと思った。

 また、自分の実践では、不十分な点も見えてきた。「生きる意欲」「働く意欲」を育てるためには、ただ訓練してスキルを習得させるのではなく、そこに、「喜び」を感じさせるような場を作っていくことが必要だ。「強化を手段ではなく目的に」と、確か望月先生がおっしゃっていたが、本当にその通り。井上先生が、いつも教えてくださっていたのは、このことだったのかと、今頃になって思いを深くした。

 何かが人の役に立ってよかったと思える子どもにしたい。誰かに感謝される体験を多くしたい。そうして、誰かに感謝する子どもにしたい。そう考えると、それは、「障害のあるなしにかかわらず」ということが、本当にそうだと思えるようになる。感謝されたことがある子どもは、感謝するようになる。

 それから、自分の持っている力を出し切ることは、障害があろうがなかろうができる。逆に障害がなくても、力を出し切っていないことはよくある。そんな感動を心に抱いて本屋さんに立ち寄った。大村はま先生の本に出会った。はま先生の最後の詩の題は「優劣のかなたに」

 そのままの文ではないが「生まれてきたからには、自分の力をすべて出し切ることに値打ちがある」という意味の詩だった。子どもが持った力を100%出し切って授業に臨む時、「優劣」をこえたものが見えてくる。「できる」「できない」の世界ではない。

 ちょうど、お二人のお話に共通したものが見えた。本質というものは、やはり共通している。特別でない特別支援教育というものが、だんだんとはっきりしてきた。

 

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