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通常学級における特別支援教育

 2月に入って5年生のピア・サポートの授業を担当している。一クラス40人。最初は久しぶりでちょっと緊張したが、本当に楽しい。なぜか?授業計画がちゃんとしていて、めあてがはっきりしていて、教材もきちんと準備しているからだ。○つけ法と復唱法を使い、子どもたちの考えを把握し、子どもたちの考えを出し合わせながら授業の組み立てをしているからだ。さらに、最初の時間に子どもたちに授業のねらい、組み立て、タイムスケジュールを示しているからだ。

 そうすると、子どもたちは1時間の中で何が準備運動で、何が本番の活動かわかる。教師は指示・説明がぶれない。簡潔になる。注意を引いてから指示するので何度も繰り返すこともほとんどない。子どもの考えを把握する時も、机間指導しながらできる。算数でなくても○つけ法だ。シェアリングでは、当然復唱法を使う。子どもの発言をつないだり、価値づけたり、ゆさぶったりする。算数のように、「できる、わかる」ではないが、子どもたちの気づきの中に本時のねらいに迫った内容がたくさんでてきたとき、「やったー!」と思う。子どもたちの振り返りには、コメントを書く。そうすると、次の振り返りの内容が豊かになる。毎時間子どもたちにも変容がある。最初に授業した時よりも子どもたちからの反応が速く、レベルも高くなっている。また、授業に集中できている。40人と言うことも忘れるくらいだ。

 それは、ピアサポートのようなだれにでもできる課題だからだと思われるかもしれないが、子どもたちの気持ちが本当にほぐれていないと、ロールプレイやエンカウンターゲームはできない。全員が課題に取り組まないと意味がない活動なので、どの子どもにも指示が徹底しなくてはいけない。専科授業の形態だから時間の制約もあり、振り返りを書くまできっちり45分だ。次の時間は使えない。

 要するに、通常学級での特別支援の第一歩は、通常学級での学習がどの子どもにも分かりやすく取り組めるように、事前にしっかり準備して説明、指示を簡潔にするとか、子ども自身に授業の進め方を知らせておくとか、重要なことはかならず立ち止まって確かめるとか、そんな「当たり前」のことをきちんとすることなのではないだろうか。

 個別指導は、そんな「当たり前」の授業が提供されていてもさらに支援があれば伸びるだろう時に使うべきだ。教師が授業改善できないのを棚に上げて、最近すぐに「個別指導すればいい」という傾向がみられ、それが「特別支援教育」なのだと思っている人が多いように感じたので、つい、書いてしまった。

 教師たるもの、日々授業を磨こう!自分を変えよう!・・・これは、いつも自分に言い聞かせていることでもある。

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