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授業をビデオ撮影

 W先生に刺激されて、算数の授業をビデオに撮っている。5年生の算数、「円をくわしくしらべよう」の単元。8時間。子どもたちを鍛えながら、受容しながら指導できるか、苦手だった授業のテンポよさにも挑戦。

 なかなかバランスの取れた授業はできないが、子どもたちの反応が毎回よくなる。また、算数の振り返りも価値づけのポイントを思い出してきた。特別支援学級ではテンポがゆっくりだと思われるだろうが、ある意味ハイスピードなのだ。テンポが悪いと、子どもの集中が途切れる。指示が不確かだと伝わらない。何を学習しているのかを吟味しないと先生の笑顔を手がかりに答えを出しているなんてこともある。

 いつの間にか、特別支援学級の子どもたちに私が鍛えてもらっていたのだ。通常学級の40名の子どもたちを相手にして改めて思った。「子どものお守り」をしている特別支援学級ではなく「子どもを鍛える」特別支援学級でありたい。 子どもたちが持てる力を十分発揮できるように。その思いで続けてきたことが、間違いではなかったと感じた。

 それにしても、毎回「やっちまったなー」と感じる瞬間がある。明日は「授業の緩急」が課題。テンポよくいくところとじっくり考えるところ、立ち止まるところ、それを事前に自分の頭の中に叩き込んでおこう。

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桜咲く

 娘の大学の合格発表だった。第一志望校に「桜咲く」。これでようやく一安心。長かった受験勉強(でも、本腰は9月から・・・娘らしい・・・)なにはともあれ、おめでとう。3月末には家を出ることがこれで決定。うれしいような、さびしいような。18年間、あっという間だったな。応援してくださった方々、本当にありがとうございました。

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通常学級における特別支援教育

 2月に入って5年生のピア・サポートの授業を担当している。一クラス40人。最初は久しぶりでちょっと緊張したが、本当に楽しい。なぜか?授業計画がちゃんとしていて、めあてがはっきりしていて、教材もきちんと準備しているからだ。○つけ法と復唱法を使い、子どもたちの考えを把握し、子どもたちの考えを出し合わせながら授業の組み立てをしているからだ。さらに、最初の時間に子どもたちに授業のねらい、組み立て、タイムスケジュールを示しているからだ。

 そうすると、子どもたちは1時間の中で何が準備運動で、何が本番の活動かわかる。教師は指示・説明がぶれない。簡潔になる。注意を引いてから指示するので何度も繰り返すこともほとんどない。子どもの考えを把握する時も、机間指導しながらできる。算数でなくても○つけ法だ。シェアリングでは、当然復唱法を使う。子どもの発言をつないだり、価値づけたり、ゆさぶったりする。算数のように、「できる、わかる」ではないが、子どもたちの気づきの中に本時のねらいに迫った内容がたくさんでてきたとき、「やったー!」と思う。子どもたちの振り返りには、コメントを書く。そうすると、次の振り返りの内容が豊かになる。毎時間子どもたちにも変容がある。最初に授業した時よりも子どもたちからの反応が速く、レベルも高くなっている。また、授業に集中できている。40人と言うことも忘れるくらいだ。

 それは、ピアサポートのようなだれにでもできる課題だからだと思われるかもしれないが、子どもたちの気持ちが本当にほぐれていないと、ロールプレイやエンカウンターゲームはできない。全員が課題に取り組まないと意味がない活動なので、どの子どもにも指示が徹底しなくてはいけない。専科授業の形態だから時間の制約もあり、振り返りを書くまできっちり45分だ。次の時間は使えない。

 要するに、通常学級での特別支援の第一歩は、通常学級での学習がどの子どもにも分かりやすく取り組めるように、事前にしっかり準備して説明、指示を簡潔にするとか、子ども自身に授業の進め方を知らせておくとか、重要なことはかならず立ち止まって確かめるとか、そんな「当たり前」のことをきちんとすることなのではないだろうか。

 個別指導は、そんな「当たり前」の授業が提供されていてもさらに支援があれば伸びるだろう時に使うべきだ。教師が授業改善できないのを棚に上げて、最近すぐに「個別指導すればいい」という傾向がみられ、それが「特別支援教育」なのだと思っている人が多いように感じたので、つい、書いてしまった。

 教師たるもの、日々授業を磨こう!自分を変えよう!・・・これは、いつも自分に言い聞かせていることでもある。

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志水先生来福

 2月4日、志水先生来福。「来福」っていい響き。志水先生と一緒になると、さらに福が一杯と言う感じ。

 いつものおっかけメンバーで夕食。いろんな話で盛り上がる。たくさん笑うのはよいことだ。「授業失敗したけど、DVDにして志水先生に送ったんよね。」とW先生。ものすごく忙しい中、志水先生はこちらに向う飛行機の中で見てくださったそうだ。「頭がぐるぐるしたよーー。」と冗談をおっしゃって、座も盛り上がる。一人一人を大切にすること、誠実に対応することは、大人も子どもも同じだ。だから、志水先生の授業は温かい。

 今年の福岡大会は3月1日日曜日、飯塚市立頴田小学校にて。グループワークと実技をするためそう多くは募集できない。すでに定員に達しているとのこと。子どもとのやりとりを練習する実技がある研修はほとんどないと思う。「子どもの言葉で授業を創る」とはよく言われるが、やってみると難しい。それはどうしてなのかという謎が、この研修を受けると分かってくる。始めた頃からみると、随分進化した。それは多くの先生方がいろんな知恵を出し合って研修を作ってきたからだ。このような研修会にかかわることができたことが、本当に不思議。

 頴田小学校の先生方に学びながら、しっかり準備を進めていこうと思う。

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真城先生をお招きして

 特別支援教育研修会を開催した。地域の特別支援教育部会が主催。講師は千葉大学の真城知己先生。とても短い時間で申し訳なかったが、教育、保育、教育行政、保護者の出席を得て、「インクルージョン」の考え方、「特別な教育的ニーズ」について、「個別の指導計画作成について」を中心にお話していただいた。

 参加者の感想を聞くと、それぞれの立場で「なるほど」「使える」と思えることがあったという。例えば、個別の指導計画を工夫しようとしている通園施設の職員は、「子どもの姿や指導の手立てが見え、引継うぎに役立つ、更新可能な個別の指導計画を」というところで大きくうなずいておられた。また、行政の方は、いろいろと問題を抱える学校の管理職をどのように支援するかについてヒントを得たと言われた。また、養護施設の方は、この個別の指導計画の考え方は、養護施設にも十分活用できると考えられた。

 このように、様々な立場の方々がそれぞれの立場で活用できそうだと感じた根底には、「特別な教育的ニーズ論」があるからだと考える。機能的な障害があっても、障害はなくても、通常に付加する形の支援や、通常とは別の形の支援が必要な場合がある。また、支援も永久に必要な支援もあれば、必要なくなる支援もある。支援される側の変容によって支援のニーズも変化していくという動的な概念なので分かりにくいかもしれないが、それだけに、様々な社会的文脈に適合するものであると考える。

 まだ、私自身が十分に理解したとはいえないが、これからもこの考え方を自分の基盤にして教育実践を重ねていこうと思った。

 真城先生の真面目で、謙虚なお人柄に参加者一同感激。このつぎ、こちらにおいでの際は、歓待いたします!

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